Q-A
延床面積と施工面積の違いはなんですか?
延床面積とは、建築基準法で定められている容積率を算定するためのもので、壁の中心線で囲まれた部分の面積をいいます。バルコニー、ピロティ、開放廊下、屋外階段などは含まれず、吹抜け部分も控除されるので実際の建物より小さい数字になります。緩和されている分、基準の容積率より大きい建物をつくることができます。
施工面積とは、各社が独自に定めたもので基準がありません。外壁の大外の寸法で計算された面積であったり、バルコニー、ピロティ、開放廊下、屋外階段など施工したすべてを合わせた面積だったり各社の考え方で大きく違いがあります。
坪単価ってなんですか?
坪単価とは、建てる家の面積あたりの価格を「坪あたりいくら」または「1平方メートルあたりいくら」で表示したものです。
ひとことで「坪あたり○○万円!」と言っても、家の大きさや、部屋数、使っている材料、キッチンやバスルームなどの住設機器のグレードによってずいぶん変わってくるのです。もちろん家の形や間取りが複雑であれば、坪単価も高くなります。
一般的には、家の面積が広く部屋数が少ないほど坪単価は安くなります。
前項で言うように割る側の面積にも各社違いがあるので、一概に比較できません。
よって、その家が高いのか安いのかは、坪単価たけでは判断できないと考えたほうが良いでしょう。
耐震性について教えてください。
耐震性は、建物の構造体が地震力に対してどこまで耐えられるかという強度、また、建物が大きく破損しても簡単に倒壊しない安全性から考えられています。
住宅に使われる構造体は、大きく分けて木造(W)、プレハブ造(P)、重量鉄骨造(S)、鉄筋コンクリート造(RC)があります。耐震性は、W→P→S→RC の順番で高くなります。
また、大型台風や大地震のあとに起きる火災など、耐風性、耐火性も先の順番で高くなります。
既存住宅(特に木造住宅)に対して、耐震改修工事の促進が図られています。各自治体により、無料耐震診断や助成金が出る場合もありますので、ご相談ください。
将来、間取りの変更はできますか?
もちろん出来ます。
本来住まいづくりは、将来のことも考えて計画していくことが基本ですが、そのすべてを予測することは不可能です。それゆえ将来の生活の変化に応じて間取りや機能を変えていくことは、長く快適に暮らす為の必要な要素だと思います。
在来工法の家は、2×4工法やハウスメーカーの家と比べて比較的簡単に間取りの変更を行うことができます。特に重量鉄骨、鉄筋コンクリートの建物は、構造体と内装(間仕切)をまったく別に考えることができるので、より間取りの自由度が高くなります。また、内外装材や設備機器に比べ構造体の寿命ははるかに長いので、建物のライフサイクルを考えるうえで内外装材や設備機器の更新時期を計画に入れておくことをおすすめします。
家づくりを考えていますが、何から始めれば良いかわかりません。
何事にも後悔しないための正しい手順があると思います。住まいづくりで一番やってはいけないこと、それは、何の準備もせずにいきなり行動してしまうことです。
住まいづくりで始めに考えなければいけないことを簡単にいうと、
- 資金計画、安全な予算を把握すること
- 自分自身を知ること
- かなえたい要望に優先順位をつけること
- 正しい判断基準と選択基準を持つこと
いきなり行動するまえに、まず考えてください。 詳しくは、「失敗しない住まいづくりの秘訣」という無料メールセミナーを開設しておりますので、ぜひご活用ください。
家相は気にしたほうがいいですか?
その方の考え方しだいだと思いますが、あまり気にしすぎると無理が生じるのも事実です。
すべての家相のタブーに触れず、かつ使い勝手の良い家は、普通の予算や敷地では物理的につくることができないのです。
そこで、「鬼門」など基本的なタブーをさけながら、その家族の生活に合わせた使い勝手の良い、住み心地の良い家をご提案させていただきます。